「誰かのために」プロジェクト
2013.04.14
公式ニュース
本日は、福島県・二本松市にて被災地支援活動を行い
AKB48「誰かのために」プロジェクも今日で第24回目と
なりました。
今日は、こんな時間になってしまいましたが
3年目を迎える、この活動が始まった当初の様子を振り返りながら
先日の3月11日の亘理町での活動内容をご紹介させて
頂ければと思います。
2011年3月11日
東日本大震災が発生し、今まで当たり前だったことが
そうではなかったんだということを思い知らされました。
地震、津波、原発、どのチャンネルを回しても不安な気持ちが
消えることはなく、毎日やるのが当たり前の劇場公演も
先の見えない休演期間に入ることになりました。
期間中、メンバーはブログやつぶやきなども色々な
情報を拡散したり、偽の情報に惑わされないように注意を促したり
すること以外の投稿は自粛することになりました。
ただ、メンバーそれぞれが、自分達の出来る範囲で何か出来ないか?
懸命に動いていたことは覚えています。
当然、月末に予定されていたアリーナコンサート
たかみなについていきます!も中止。
「AKB48として何かしたい」そう願うメンバーからの
強い気持ちを受けて、「誰かのために」プロジェクトが
始まりました。
募金とチャリティ物販の為に会場に集まって下さった
皆様。
会場の皆様を見た時、「一人じゃないんだ」と
本当に心強い気持ちになりました。
当日もまだ地震が起きていたりする状況でしたので
開催すること自体直前まで悩みましたが、最終的には
メンバーから会場の皆様にご挨拶させて頂きました。
震災以来初めてファンの前に姿を見せたメンバーを見て
泣いているファンが多数いたのが印象的でした。
そして、3月29日
震災以来の劇場公演を高橋みなみキャプテン
率いるチームAが行いました。
劇場公演を行い、会場の皆様を笑顔にすることが
自分達の仕事なんだという「原点」を心に刻み
気持ちを一つにするメンバー達
こうして、劇場公演は再開しましたが、被災地はまだ
下の写真のような状態から手がつけられていない
ような状況がいたるところにありました。
この状況を見た時、一瞬で街がこうなったんだと
そして、5月。
ステージトラックでミニライブを披露するという被災地
支援活動が始まりました。
第一回目は僕は参加していないのですが、片道7時間かけて
山田町と大槌町に行ったと聞きました。
そして、当時、震災で大きな被害を受け、今後の見通しもついていない
という厳しい状況の中でAKB48を温かく受け入れて下さったことには
本当に感謝しております。
二回目以降の活動をすることが出来たのも、
一回目があったからこそです。
あれから2年。
23回目の支援活動は
2013年
3月11日
大震災から二年目のその日に、AKB48G混合メンバーで
10カ所にて支援活動を行って参りました。
僕は亘理町の班長でした。
亘理町へ行く途中の景色。
無限の可能性を感じます。
昨年プレゼントした、AKBusも絶賛稼働中!
小学校に着くと、生徒達がクラスの黒板に
メンバー歓迎のメッセージを書いて出迎えて
くれました。
各クラス、本当に気持ちをこめてメンバーに
メッセージを下さいまして、ありがとうございました!
メンバーも涙を流して喜んでいました。
イレギュラーですが、クラスで記念撮影をしてから
イベントを開始しました。
メンバー登場!
初めて見る、AKB48のライブに皆緊張気味でした(笑)
本当に行儀よく座って観ている子供たち。
メンバーもどうすれば良いのか?わからない子供たちをリードして
だんだん盛り上げていっています。
するとじっと座っている子供たちもヘビロテがかかると
大興奮!!
メンバーの振付を一生懸命真似している
女の子や肩を抱き寄せて盛り上がっている
男子。
最前もいつのまにか総立ちです(笑)
前の女の子達が盛り上がっている後ろの男子を見て
私達も!とばかりに肩を組み始めました。
この時、教頭先生が僕の方にいらして
「震災以降、子供たちはブランコもダメ、滑り台もダメ、イベントも参加ダメ
と制限ばかりされてきたんです。しかも仮設住宅での生活も長期に渡って
いる為、ストレスがたまり、どんどん笑顔がなくなってきていたんです。
でも、今日、こうして子供達の元気に騒いでいる姿を見て、学校教育では
見る事の出来ない笑顔がAKB48の支援活動なんだと思いました。」
と涙を浮かべながら
「だから僕はこれからもAKB48を応援します」と言って下さいました。
みんな盛り上がり過ぎてて、ブレました・・。
子供達も一緒に手を振りながら歌ってくれていました。
最後は生徒も先生もスタッフも全員で手を振って
気持ちを一つに出来たように思います。
小学生の部は整列して貰ってメンバーが練り歩く
という新しいスタイルで行いました。
嬉しそうにしている子供達の笑顔を見て、涙を流して
喜んでいたメンバーもいました。
子供達にとっても、大人たちにとっても忘れられない
時間を過ごせたような気がします。
最後になりますが、3年目を迎えるにあたり、軍団長をはじめとする
ボランティアスタッフの皆様、ニュース板垣さんチーム、そして、何よりもAKB48G
を応援して下さっている全ての皆様に御礼申し上げます。
今後とも、活動のご支援の程、何卒宜しくお願い致します。